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唾液は口臭の原因にもなるし口臭を消す働きもある
唾液の中のムチンという成分は、歯の表面や粘膜を覆い、乾燥を防ぎ、表面を保護してくれます。また、細菌を捕らえ、細菌が体内に侵入するのを防ぐ働きもあります。
さらに、私達人間が舌や唇が動きやすいようにする潤滑作用もあります。一般的に唾液特有の性質は、ムチンの成分による作用が大きいといえます。
人間の体にとって大切なムチンですが、一方でこれが口臭の原因になりえます。ムチンと口の中の細菌を試験管の中で混ぜ合わせたところ、細菌が増えて口臭と同じにおいが発生したのです。
細菌の栄養源にムチンがなってしまい臭いが発生したと考えられています。唾液腺は唾液をつくる場所ですが、唾液腺はその大きさによって大唾液腺、小唾液線に分類されます。大唾液腺は鼻下腺、顎下線、舌下腺の3つで、口の左右にそれぞれ対称にあります。また、大唾液腺の種類によって唾液の性質は違います。
唾液全体の約90%が、この3つの唾液腺から分泌されます。小唾液線は舌の表面、頬の内側、上あご、唇の内側など広く口の中全体に分布しています。通常は、これらの唾液は口臭を抑えてくれるものです。
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