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なんだか朝起きたときに、「口が臭い」と違和感を覚えた経験のある人は多いはずです。
なぜ朝一番の口臭が強くなるかと言うと、唾液の出る量が寝ている間は劇的に減るからなんです。またその他にも、緊張したときや体調不良がある時などでも、唾液の量が減ってしまうことが確認されています。
他には、ビタミン剤を多く摂取するのも、唾液を減少させる原因だと証明されています。ですので、口臭が気になるという人は、「良く噛んで食事する」「唾液を作るために大切な水分をしっかりとる」ことなどを心がけ、まずは唾液を作る力をアップさせることを図ってみるのがおすすめです。
そして、口臭を解消するためには、唾液の量を増やして、口臭の原因となる雑菌を洗い流すことが重要ですが、どうしても加齢によって自然と唾液量は減っていきます。ただし「刺激によって出る唾液量」は、加齢に影響なく出ることが分かっています。
ならば、唾液の量が減っている可能性が高い人は、刺激を物理的に外部から与えて、唾液が大量に出るように仕向けてあげればいいわけです。そのための効果的な方法が、下を口の中でグルグル回す「唾液出しマッサージ」になります。
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現代はストレスの多いですね。さらに不規則な食生活が続いたりすると、唾液の分泌が低下して口臭が発生してしまいます。
しかし、緑茶うがいを習慣付けるだけで、唾液はどんどん増えてくれるのです。緑茶の消臭殺菌効果もプラスされます。例えば「ノドがすぐに渇くから、ペットボトルが手放せない」「口の中がカラカラで上手に話せない」といった経験はないでしょうか。
万が一、そんな状況が数カ月続いているとしたら、「ドライマウス(口腔乾燥症)」と呼ばれる症状になっている恐れがあります。
わたしたち人間の口の中には、1日に相当量の唾液が流れているのですが、年齢を重ねると唾液量が減ってきてしまいます。
そのことそのものは、ある程度は仕方のないことなのですが、最近は仕事などのストレスや日常的に薬を飲むことで、唾液量の減少が一段と悪化している方が少なくありません。
でも、「口が渇いてなんとなく不快だな」というレベルだったならば、さほど問題ではないのですが、普通はそれではすまないことが多いのです。
唾液には、案外と知られていない効果がたくさんあります。食事や発声をスムーズにするのはもちろん、「虫歯や歯周病の予防」「免疫カアップ」「消化を助けて胃を守る」といった働きもありますが、忘れてはならないのが、口臭の予防です。
口臭の大部分は、口の中の細菌が産生する「揮発性ガス」というものですから、唾液は口の中の洗浄・殺菌作用があり、この揮発性ガスを発する細菌の増殖を抑制してくれるのです。
また、唾液で口の中がうるおっていると、口臭原因の揮発性ガスが放散することを唾液が防いでくれますので、口臭が抑えられるということもあります。
反対に言えば、唾液を出す力と唾液のもつ力、言い換えれば「唾液力」の衰えは、色々な不快な症状や病気の原因にもなっているわけですね。
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唾液の中のムチンという成分は、歯の表面や粘膜を覆い、乾燥を防ぎ、表面を保護してくれます。また、細菌を捕らえ、細菌が体内に侵入するのを防ぐ働きもあります。
さらに、私達人間が舌や唇が動きやすいようにする潤滑作用もあります。一般的に唾液特有の性質は、ムチンの成分による作用が大きいといえます。
人間の体にとって大切なムチンですが、一方でこれが口臭の原因になりえます。ムチンと口の中の細菌を試験管の中で混ぜ合わせたところ、細菌が増えて口臭と同じにおいが発生したのです。
細菌の栄養源にムチンがなってしまい臭いが発生したと考えられています。唾液腺は唾液をつくる場所ですが、唾液腺はその大きさによって大唾液腺、小唾液線に分類されます。大唾液腺は鼻下腺、顎下線、舌下腺の3つで、口の左右にそれぞれ対称にあります。また、大唾液腺の種類によって唾液の性質は違います。
唾液全体の約90%が、この3つの唾液腺から分泌されます。小唾液線は舌の表面、頬の内側、上あご、唇の内側など広く口の中全体に分布しています。通常は、これらの唾液は口臭を抑えてくれるものです。
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口臭と唾液はとても深い関係にあります。唾液は、分泌直後は無色透明できれいですが、口の中では唾液は汚れと混ざって、白くにごった色になります。
歯周病が重症の人では、唾液に血液が混じって、ピンク色に見えたりそこに白い膿も混じって乳白色になったりします。鼻やのどの悪い人は、唾液に黄色いネバネバした痰のようなものが混じっていることがあります。
唾液を人から採取して試験管に入れて、口臭と同じにおいが発生するか調べた実験があります。その時の実験では、汚れなどを含んだ唾液全体と唾液の透明な上澄み部分とを、それぞれ体温と同じ温度に温めたそうです。
実験の結果は、唾液全体を温めたものからは口臭と同じ臭いが出た一方、唾液の透明な部分だけのものからは、くさい臭いは出てこなかった・・ということなんです。
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